高速バスの仕事
高速・貸切事業担当では、高速バスの営業推進業務、ならびに高速バス予約システムの運営業務を行っています。
営業推進業務
バスタ新宿から山梨・長野方面を中心に、多くの路線を運行している京王の高速バスのダイヤを策定し、営業施策を企画・遂行しています。
高速バスは、同業他社路線や鉄道等、競合の多い環境に置かれています。その中で、多くのお客様にご利用いただくために、新規路線の開設や、既存路線のダイヤ改正、運賃改定などの施策を打ち出し、実行に移します。日々の旅客動向や運行状況に注意を払いながら、人気の観光地や新しい高速道路の開通等の情報も集め施策の可否を見極める、ミクロとマクロ両方の視点が必要であり、担当者の手腕が物を言います。そして、全国各地のバス事業者、地元関係者等、多くの人とコミュニケーションをとりながら業務を推進していくのが、高速・貸切バス事業の醍醐味と言えます。
高速バス予約システム運営業務
当社では高速バスを運行するだけでなく、予約システム運営事業を営んでいます。1980年から高速バスの座席予約システム（SRS）を独自に開発し、2000年からはお客様がインターネットで直接座席を予約できるＷＥＢサイト「ハイウェイバスドットコム」を他社に先駆けて開設しました。
SRSは当社運行路線だけでなく、他社事業者様にも広くご利用いただいており、今では東北から九州まで全国56社のバス路線の予約ができるまでに成長をしています。
お客様が全国の高速バスを気軽にご利用いただけるように、SRSの利便性を高め、安定的に稼働させることが当担当の業務になります。SRSは単なる予約機能だけでなく、精算帳票の出力、お客様の利用動向を分析する機能を有しており、まさしく高速バス運行の基幹システムと言えるものになっています。このシステムが正常に動かなければ利用事業者様の日常運営が立ち行かなくなり、バス運行がストップしてしまうことにもなるため、大変に責任の重い仕事ですが、大きなシステムの開発・運営に携われることは貴重な体験です。お客様や運行事業者様から「便利になった」「業務が効率化できた」というようなお声をいただくことも多くあり、なにより喜びを感じる瞬間です。
当社高速バスは、本年も販売開始後に運賃を変動させるダイナミック・プライシングを昼行路線に導入するなど、バス業界の中でも先進的な取り組みを行ってきました。新しいことに挑戦し、それが結果となってあらわれる、大変やりがいを感じることのできる仕事です。