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社員紹介STAFF

T.I/管理部総務担当課長補佐

T.I/管理部総務担当課長補佐

多様な開発へチャレンジし、京王バスの未来を作りましょう

T.I/管理部総務担当課長補佐
入社:2005年4月入社(新卒)

メーカーと共同開発して新たな車両をつくることがミッション

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――車両関係業務とは、どのような仕事ですか。

バスの製造メーカーと連携を取り、弊社で利用する新たな車両をイチから開発していく仕事です。一般車であればショールームで既成車両を購入することができますが、バスにはショールームなど一切ありません。そのため、全車両ともほぼオーダーメイドとなり、他社との差別化やお客様の使いやすさなどを全て考慮した上で仕様を打合せし、製造・納車まで進めていきます。私は2005年の配属以来、産休・育休を経て約14年間、技術担当として車両関係業務に従事していました。(2019年に総務担当に異動)車両の担当は幅広い知識や開発に対するアグレッシブさが求められるポジションで、刺激的な毎日を送っていたことを覚えています。

――京王バスとして、何か開発における“こだわり”はありますか。

私たちの一番のこだわりは、“お客様の快適なご利用”を実現すること。伝統的な京王バスの仕様をもとに、座席数や降車ボタンの数、位置など、全てにおいて細かくチェックしながらすり合わせを行い、仕様の策定に取り組んでいます。営業担当が組んだ運行計画に則って、地域ごとの特性を分析し “どういうバスがその路線に適しているか”を導き出し、カタチにしていくことが車両担当のミッションです。

これまでに、様々なバスの開発に携わってきました

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――Iさんが関与されたバスの開発について教えてください。

あらゆるバスの開発に携わってきたのですが、中でも印象に残っているのは、パウダールーム付きトイレを装備した車両の開発です。バスでの長旅にちょっとした安心感を与えてくれる、トイレ付き車両。緊急的な要素の高かったバスのトイレを、より快適にしたいとの思いからパウダールーム付きトイレの導入をいたしました。バス車両に搭載することのできる不燃性の素材で“いかに高級感を出せるか”という点が大きな課題でした。トイレの専門家のもとへ足を運び、内装の色遣いや使い勝手などに関してアドバイスをいただきながら、メーカーと二人三脚で開発した思い入れのある車両です。また、限られたバスの空間の中で、バランスを見ながらサイズの微調整を加える工程も大変でした。ご利用するお客様の快適性を失わないように、座席とパウダールームそれぞれの空間をどのようにして確保していくか…その打開策をメーカー側へ積極的に提案することにより、京王バスとしても理想の車両を納車することができました。

――高速ダブルデッカー車両の開発もIさんが担当されたとか。

はい、イチから担当させていただきました。高速ダブルデッカー車両とは、いわゆる二階建てバスのこと。発注先が海外メーカーでしたので、文化の違いからか私たちの意図や希望を汲んでいただくことに苦労しました。例えば、車内の各階に供えられた時計。一階と二階で連動させ、それぞれの階で時刻を調整する手間を省きたいと伝えたところ、「時間が多少ずれていたとしても、誰も困らないのでは」といった旨のフィードバックが返ってきました。“これは一筋縄ではいかないぞ”と気合を入れ直し、時間の正確性を重視する日本人の考え方や特性を踏まえて、再度その必要性をご説明。高い折衝能力や調整能力を磨くことのできた、希少な経験となりました。

――その他、思い入れのある車両はありますか。

(株)サンリオエンターテイメント様とのコラボバス開発には夢中になって取り組みました。多摩地区と羽田・成田空港を結ぶ空港連絡バスなのですが、ご利用いただくお客様に楽しんでもらえるよう、ワクワクできる仕掛けを沢山詰め込みました。外装のラッピング装飾をはじめ、行き先表示や車内音声、降車ボタン、カーテン、座席カバーなど、全て“大人カワイイ”をテーマに統一。何も決まっていない白紙の状態から任せていただいたので、㈱サンリオエンターテイメントの方と打ち合わせをしながら、自分のアイディアや発想を活かしてバスをつくっていく工程がとても楽しかったです。子どもたちがバスを見て「カワイイ!」と喜んでくれている光景を見た時は、自分まで嬉しい気持ちになりました。

新たな可能性に向かい、挑戦し続ける京王バス

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――御社は、これから自動運転化の導入など新しい局面を迎えようとしていますね。

業界に先駆け、新しい技術を進んで取り入れていく挑戦力が、京王バスの強み。燃料電池バスやダブルデッカー車両なども早い段階で導入を成功させてきました。新しいシステムが備わったバスなどを採用した時には、実際にバスを動かす営業所の乗務員や所員に導入経緯や使い方まで説明するのも車両担当の仕事です。開発業務だけではなく、安全に運行できるようになるまでしっかりと見届けます。まずは自動運転化の導入ですが、一つの成功に満足せず、今後もさらに進化を遂げていってほしいです。

――車両担当には、どのような力が求められると思いますか。

新しいことを面白がれる人であれば、車両担当はとても楽しい仕事です。自分が開発を手掛けた車両がカタチとなり、実際に乗務員やお客様に利用してもらえる“やりがい”はとても大きいもの。調整業務など大変なことも少なくはありませんが、一人ひとりの裁量の幅も広く、枠にはまらずにやりたいことをどんどん試してみたいというチャレンジ力のある人ほど、輝けるポジションだと思います。臆せずに興味を持って取り組む姿勢を忘れずに、ぜひ京王バスの未来を切り開いていただきたいです。

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